Corporate history

スピード感ある事業展開で、挑戦し続ける企業

――価値観を共有し支え合える仲間が集まる場

ACCSのスタートは、日本がバブル景気だった1988年。当時は土地神話が信じられていて、多くの人たちが土地への投資を行っていましたが、代表の広瀬が選んだのは不動産相続コンサルティング業として起業するという道でした。価値観を共有できる仲間とともに、常に新しいことへ挑戦し続ける会社を求めて設立したのです。

起業時に特に大切にしたのは、あえてリスクを取るということ。そして、企業の成長を止めず継続していくために、業務を並列的に生み出し進めていくということです。そのため創業から20年以上は3～5年おきに新しいビジネスを立ち上げるというスピード感を持った事業展開を進めてきました。さらにこの7～8年は、会計事務所をはじめとするメインクライアントであった士業業界だけでなく、システムや人事関係など一般企業を対象にしたサービスの提供も行っています。新たな事業、業種への挑戦は少なからずリスクを伴うもの。しかし、一つのビジネスに固執すれば、必ず停滞や衰退する時期がきます。それを回避するためのビジネス戦略なのです。

確固たるポリシーと経営計画のもと順調に伸びてきたように見えるACCSにも、もちろん大変な時期はありました。「特に大変だった」と広瀬が語るのは、今から15年ほど前に会社のカルチャーを変えようとした時。お互いが家族のように支え合う、ファミリズムを会社のカルチャーとして浸透させたいと始めたものの、価値観が合わなかった従業員の退職が続いてしまったのです。しかし、改革をあきらめることはありませんでした。そういった大変な環境だからこそ成長していく人材がいたり、企業文化を共有できる従業員が残って結束が強まったりと、全社で一丸となり危機的な状況をチャンスに変えることで、一つひとつ乗り越えてきたのです。そして今も、新たにHR（人材開発）分野に取り組み、引き続き新たなサービスを市場に提供しています。

「もちろん、現在のコロナ禍も事業継続にとっては大変な時期といえます。しかし、どんな企業にも危機はあり、それを乗り越えることで成長していくもの。ACCSが30年以上の歴史を持つことができたのも、変化を恐れず『スクラップ＆ビルド』を繰り返し、大切にしている価値観（ファミリズム）を共有できる仲間とチャレンジ精神を持ち続けてきたからこそです（広瀬元義）」

沿革