- お知らせ
2019.05.31
アックスコンサルティング、「新卒1年目の仕事の意識調査」に関するアンケート結果公開6割が新卒1年目で「仕事を辞めたい」と思ったことがあると回答
新入社員をサポートするクラウドHRシステム「クラウドオンボーディング 『ジャングル』」を展開する株式会社アックスコンサルティングは、5月29日、「新卒1年目の仕事の意識調査」に関するアンケート結果を公開しました。その結果、6割が新卒1年目で「仕事を辞めたい」と思ったことがあると回答し、年代別に見ると20代が最多で、約8割が「辞めたい」と思ったことがあるという結果になりました。
(アンケート調査概要)
調査期間:2019 年 5 月 13 日(月)〜 2019 年 5 月 15 日(水)
調査対象:20 代から 60 代の男⼥ 515 名
調査手法:インターネット調査
6割が新卒1年目で「仕事を辞めたい」と思ったことがある
「新卒1年目で「仕事を辞めたい」と思ったことはありますか?」という質問をしたところ、実に6割の方が「ある」と回答しました。
年代別に見てみると、60代の41.3%に対し20代は77.7%と、およそ倍近くの方が新卒1年目で「仕事を辞めたい」と思ったことがあることが分かります。
また、年代が下がるにつれて「新卒1年目で辞めたい」という人が増える傾向があります。
50代・60代が新入社員として働き始めた頃は終身雇用が一般的でしたが、バブル崩壊やリーマンショックを経て、生涯一企業に勤め続けられる保証はないという考え方が広まり、転職市場が伸びていることからも「辞めても転職すればいい」という思想が一般化されていることがうかがえます。
辞めたいと思った理由1位は「上司との関係がうまくいかなかったから」
3人に1人は辞めたいと思った時に「家族に相談した」
新卒1年目で「仕事を辞めたいと思ったことがある」と回答した方に対してその理由を尋ねたところ、「上司との関係がうまくいかなかったから」(40.3%)が一番多い回答となりました。次いで「給料が低いから」(33.3%)、「同僚との関係がうまくいかなかったから」(21.2%)という結果となり、職場には色々な考えをもつ人がいたり、些細なことが重なってストレスになったりなど、人間関係、特に「上司」を理由に仕事を辞めたいと思う方が多くいることが推測されます。
加えて、辞めたいと思った時にどのような行動を起こしたかを質問したところ、3人に1人の方が「家族に相談した」(34.2%)と回答した一方で、「特に何もしなかった」(32.4%)方も同程度の割合にのぼりました。
辞めたいと思ったことがあっても、その後、3割は「転職していない」
新卒1年目で「仕事を辞めたい」と思ったことがあると回答した方は、実際その後いつ転職したのでしょうか。
最も多かった回答は「転職していない」(30.9%)、次いで「入社1〜3年以内」(23.9%)、「入社1年以内」(17.0%)、「入社3〜5年以内」(15.2%)、「入社5年目以降」(13.0%)という結果になりました。
新卒1年目で「仕事を辞めたい」と思いつつも、入社3年以内で転職をする方は約4割に留まることがが分かります。
働き続けることができたきっかけ・ターニングポイントは「自分自身の考え方が変わった」
新卒1年目で「仕事を辞めたい」と思ったことがあると回答した方に、働き続けることができたきっかけやターニングポイントを伺ったところ、「自分自身の考え方が変わった」(33.3%)と回答した方が2番目に多いという結果になりました。
カナダの精神科医エリック・バーンの名言で「他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる」という言葉があるように、自分自身を変えることで状況を変える工夫をされている方がいらっしゃることが推測できます。
【アックスコンサルティング代表 / HRコンサルタント協会理事 広瀬元義のコメント】
社員一人一人には個々の思いがあり、本来であれば入社前に会社とそれのすり合わせをしたり、マインドセットをしなければなりません。そこを無視したまま、一律教育をしようとすると、少しずつすれ違いがうまれてきます。
多くの新卒は働くことに関して「親や周囲の大人から」「友人から」「マスコミから」を情報を得て、自分にとって都合の良い情報だけをインプットしがちです。その情報がプラスに働けば良いですが、マイナスに働いていた場合の軌道修正は難しいです。
またほとんどの上司は、仕事の達成についてはマネジメントは得意ですが、心のケアのサポートやフィードバック方法までは知りません。目標を与え、後は叱咤激励という方法ではなく、ミレニアム世代が大半を占める現代の職場環境では、頻繁なやり取りが必要になってきます。上司と部下が対等な立場で、仕事の達成や人生のキャリアについて話すことが何より大切と私たちは考えています。
「マインドセット」「頻繁なフィードバック」これらを組織全体として根付かせることで、辞めなくてもよい社員が辞めることを防ぐことができるようになります。
クラウドオンボーディングシステム『ジャングル』とは
「クラウドオンボーディングシステム 『ジャングル』」は、新入社員が会社にスムーズに溶け込み、組織内で早期活躍をすることで会社への定着率を向上させることを目的としたクラウド HRシステムです。雇用のミスマッチや転職市場の活況を背景に問題視されている「早期離職」の解決や、企業と社員のWin-Winを叶えることを目指して、豪華な講師陣による100種類以上の豊富な研修コンテンツを提供します。
また、「オンボーディング」とは、新入社員が素早くスムーズに社内で良好な人間関係を構築し、新しい仕事を遂行して価値が発揮できるように、必要とされる心構えや知識、スキルや行動様式などを習得できるようサポートするプロセスのことを言います。
「クラウドオンボーディング 『ジャングル』」では、この「オンボーディング」を取り入れ、人事戦略を従来の「採る」から「活かす」へ転換し、企業の人事担当者の教育生産性向上をサポートすることを目指します。
アックスコンサルティングは、オンボーディングをサポートするリーディングカンパニーとして、さらなる事業拡大を目指してまいります。
アックスコンサルティング代表 / HRコンサルタント協会理事 広瀬 元義プロフィール
株式会社アックスコンサルティング 代表取締役
株式会社日本デジタル研究所(JDL)でマーケティング業務に携わった後、株式会社アックスコンサルティングを設立。不動産コンサルティング、会計事務所向けコンサルティング等、士業を中心に事業を展開し、1万件の士業事務所をサポート。2019年3月、士業界をサポートしながら見えてきた、企業における「人事」の課題解決を後押しする「クラウドオンボーディングシステム『ジャングル』」を発売開始。会計事務所および経営者向けセミナーの講演は年間50回以上。これまで出版した著書は45冊以上、累計発行部数は48万部を超える。
株式会社アックスコンサルティングについて
1988年の創業以来、士業事務所とその顧問先である企業をサポート。また、「士業のための情報交流協会」を代理運営し、士業業界の最新トレンドや実務情報、マーケティング実例など、現場のリアルな情報を発信する「月刊プロパートナー」、「プロパートナーONLINE)」を提供。今までにない士業事務所のブランディングをサポートしながら、「経営計画」をコアに、中小企業の黒字経営の実現を目指す。
また、スタートアップ支援、100~1,000名規模の企業に対するペイロール・経理アウトソーシングを行っている。
株式会社アックスコンサルティング 会社概要
会社名:株式会社アックスコンサルティング
設 立:1988(昭和63)年8月
代表者:代表取締役 広瀬 元義
資本金:9,000万円(授権資本:3億3,600万円)
本社住所:東京都渋谷区恵比寿1-19-15 ウノサワ東急ビル3F
U R L:https://www.accs-c.co.jp/